お楽しみさまです!ハレルヤの松本です。
食べ方を変えると、生き方が変ります。
本日のお題は「ピーラー・皮むき器」です。
そうです、どこの家庭にもある、あのじゃが芋とかの皮を剥くやつです。
ピーラーをフル活用して、野菜料理のバリエーションを増やしましょう。
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●ひらひら人参のサラダ レシピ
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今回はいつもと違って、キッチンツールから野菜料理にせまってみようと思います。
ピーラーを使いこなすと料理のバリエーションがぐ~んとひろがります。
まずは1品目。
「ひらひら人参のサラダ」
【材料】4人分
人参—-2本
A
レーズン(粗みじん切り)—-大さじ3
米酢・りんご酢—-各さじ1・1/2(りんご酢がなければ全量米酢でも可)
くるみ(ローストして粗みじん切り)—-30g
塩—-少々
貝割菜—-適量
【作り方】
①人参は皮付きのままピーラーで、縦に1mm厚さのリボン状に引く。
(引く=長くスライスする)
②軽く温めたフライパンに①をのせ、中火で軽く焼き色をつける。
このお料理の最大のポイントは薄くスライスすることで、
人参の水分を手早く飛ばして、甘味、旨味を凝縮することです。
このプロセスはオーブン180℃ 15分~20分でもよい。
フライパンの上、オーブンの中で天日干しを短時間で再現した感じです。
③火を止めてからAと合わせる。
④器に盛り、根元を切り落とした貝割れ菜をちらす。
※レーズンはお好みで、くるみはカシューナッツ、松の実などでももおいしいですよ。
※盛り付けのポイントは、ボウルの中で予め手でつかんで形を整えてから
器に中高に盛る事。器に盛ったあとは、あれこれいじらない!
いじればいじるほど、わざとらしい盛り付けになります。
出来立ても美味しいですが、翌日以降、味が馴染んでくるとまろやかになります。
人参2本くらいはペロッと食べれるはずです。
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ピーラーを皮をむくだけに使っていませんか?
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ピーラーって皮をむく以外に何に使うのと思いますか?
ピーラーの良い点は、包丁を使わずに手早く、
均一の厚みにスライスできるところですね。
同じような用途でスライサーという器具がありますが、
こちらは結構使い慣れていないと、指をざっくりいってしまう
危険があります。
ボクもスライサーで親指の先をさっくりと削ってしまったことがあります(痛)
それ以来スライサーさんとは、何となく疎遠になってしまいました。
その点ピーラーは初心者の方でも、安心して使えるでしょう。
ピーラーの用途としては、
一般的な「薄く皮をむく」以外に、
・薄く引く
・薄くスライスする
・削る
などがありあますが、どれもポイントは「薄く」というところです。
同じ野菜でも、「これが同じ野菜??」と思えるくらいに、
包丁で薄切りしたものとは、食感がまったく変ります。
約1mmくらいの薄さというのは、うっすらむこう側が透けるくらいです。
包丁でこの厚さに切るには、そうとうの修行が必要でしょうね。
例えるなら、自宅で作ったカキ氷のザクッとした食感と、
専用の機械で大きな氷の塊を、うすーく削ったカキ氷の口の中でふわ~と、
溶ける食感の違いくらいの差です。
わかるかな~(笑)。
うすく引くことで、表面積が増え、ドレッシング、ソースとの絡みが格段に良くなります。
舌の上に当たる面積が増え、味を感じやすくなり、美味しいと感じるのでしょうね。
なが~くリボン状になるので、盛り付けのときにも大活躍。
くるくる巻くと、いつもとは違ったカワイイ形状がお皿の上に出現し、
おしゃれなレストランの盛り付けのようになります。
出された人も「これ何?」と驚き、食べると「これが●●なの~?」と
2度びっくりするはずです。
また、薄くスライスした、ジャガ芋、れんこん、かぼちゃ、にんじん、りんごを、
チップスにしたり、ミルクレープのように層に重ね、焼いたり、煮ると
これまた楽しい食感が現れます。
意外と重宝するのが、「ささがきごぼう」を作るとき。
細くて硬いごぼうを削る作業は、包丁よりもピーラーを使った方が、
早く、簡単でしかもキレイにできます。
ささがきごぼうが上手く出来ない人、
是非お試し下さい。
お家にあって出番の少ないピーラーに、
今一度スポットライトを当ててあげて下さい。
※注意 できればよく切れるピーラーを使ってください。
食感の違いがよりはっきり出ます。
ちなみにこれは僕の愛用しているマットブラックなピーラーです。
仕事がらキッチンツールおたくです。
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合羽橋は料理好きにとってのディズニーランド!?
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料理好きな人なら、一度くらいは耳にしたことのある地名「合羽橋」。
まさに料理人にとってのディズニーランドです。
ボクも月に一度くらいは訪れます。
800メートルに連なる商店街には170店強のお店がずらり、
鍋、包丁、食材、ユニフォーム、食品サンプルまで、
料理にまつわるものは全てが揃うとても便利な場所です。
そのほぼ中央に位置するのがこの河童様「かっぱ河太郎」
神々しいばかりに輝くご本尊様。
毎回合羽橋に行くたびに、
食に関わる仕事が出来ることに感謝して。
有り難く手を合わせてきます。
お店の人の話を聞くだけでとても勉強になります。
是非みんさんと一緒に合羽橋ツアーに行きましょう!
本当に素敵な場所なんですが、
難点は余計な買い物をしてしまうことと、
長時間いついてしまうことでしょうか。
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野菜を器にしてパーティーメニュー
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きゅうりをピーラーで、
スルスル剥いて、
丸めて
器をつくり
中にクスクスとひよこ豆のサラダを
ふんわり盛ります。
おもてなしの1品にどうでしょう。
サラダ定番のスライスきゅうりよりも
数倍おしゃれ度アップ。
ピーラーがあればこんなこんなことも簡単にできます。
●ひよこ豆とクスクスのロールきゅうりサラダ
【材料】4人分
きゅうり 1~2本
塩 少々
ひよこ豆(ゆでたもの) 100g
クスクス 1/3カップ
玉ねぎ 1/4個
パプリカ(赤・黄) 各1/4個
しいたけ 4枚
オリーブ油 大さじ2
Aみりん 小さじ1
白しょうゆ 小さじ1
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
Bバルサミコ酢 大さじ1
レモン汁 小さじ1/2
酒 小さじ1
【作り方】
①きゅうりはピーラーを使って縦に12枚スライスし、塩をふって10分ほどおく。
水気をふきとってロール状に巻き、きゅうりの器をつくる。
②クスクスはボウルに入れて分量の熱湯を注ぎ、ラップをかけてそのまま10分ほどおいてふっくら戻し粗熱をとる。
※クスクスは粒状になったパスタです。中近東でよく使われる食材でソース、汁なんかと一緒に食べると汁気を吸っておいしい!
③玉ねぎ、パプリカはヘタと種を取り、しいたけは石づきを取って、それぞれ1㎝角に切る。
④フライパンにオリーブオイルを温めて②の野菜を炒め、Aの材料で調味して、バットなどに移して冷ます。
⑤別のボウルにひよこ豆、①のクスクス、③の野菜を入れ、Bの材料で調味して全体をあえる。
⑥①のきゅうりの器を置く。この中に⑤を詰める。
どうでしょう、ピーラーがあれば料理の幅が拡がりそうでしょう。
包丁使いが苦手な人でもピーラーを使いこなして楽々料理にチャレンジしてみてください。