お楽しみさまです!ハレルヤの松本です。
食べ方を変えると、生き方が変ります。
旬の野菜を食べる事は、季節をまるごと体に取り入れること。
野菜をおいしく食べて快適に過ごすヒントをお届けしていきます。
ここ数日の残暑はさすがにへこたれますね~。
夏バテして食欲が落ちてもつい食べたくなる、
とうもろこしが丸ごと入ったごはんレシピの紹介です。
とうもろこしは、焼くだけ蒸すだけではありませんぞ~。
●とうもろこしゆかりご飯レシピ
【材料】
・お米(五分づき玄米)3合
・とうもろこし 1本(中くらい)
・水 3合の1.2倍 約650ml
・ゆかり 適量
【作り方】
①米は洗ってとうもろこしを加え、分量の水に30分程度浸しておく。
②炊飯器で普通に炊き、炊き上がったら10分ほどむらす。
とうもろこしは、実を芯から包丁でこそげ取る(熱いので焼けどに注意!)。
③とうもろこしの実とゆかりを加え全体をさっくり混ぜる。
●ひげまで食べられるとうもろこしの魅力
東京は毎日カンカン照りで厳しい残暑ですが、
日本各地では記録的豪雨。
最近は野菜売り場の欠品が目に付きますね。
各地の生産者さんのことが心配です。
さて、夏の楽しみは何といっても「とうもろこし」。
とうもろこしを焼き網にのせ
焼けてきたら、刷毛で醤油をぬる。
醤油の焦げる香ばしい匂いがキッチン中に満ちてきた時の
幸福感と言ったらザ・日本の夏ですね。
冷凍や、缶詰めでた味わうことのできない、
ジューシーな甘みとフレッシュなエネルギーは
この時季だけのご馳走。
知ってましたか?ひげの数=粒の数って。
ま、たぶん本数を数える人はいないと思いますが(笑)。
とうもろこしは外の皮以外は全部食べられます。
ひげは乾燥させて、ひげ茶にすると利尿作用や血糖値を下げる効果が。
素揚げにして食感を楽しむもよし。
芯は旨みを蓄えてきた貯蔵庫、良いだしが出ます。
一物全体(いちぶつぜんたい)余すことなくいただきます。
一物全体って言うのは、生命あるものはすべてそれ一個で調和が保たれていて、
食べ物は皮やアクも丸ごと食べれば、心と身体のバランスが自然に整うという考え。
茹でるだけ、焼くだけでも十分おいしいんですが、
1本丸ごと余すことなく味わいたいので、
玄米(五分づき)と一緒に炊く事にしました。
まとめてやれば、火の前に立つ時間を減らせますし、
手間も省けてエコです。工夫と手抜きは違います。
今回は、残暑の時期の炊き込みごはんなので、
100%玄米ではなく、あえて五分づき玄米を使いました。
くぅ~~炊き上がりの濃い黄色がたまりません。
炊き上がったら、芯から包丁で実をはずします。
この時桂剥きの要領で一列ごと芯と実の境目に包丁を入れると、
無駄なくキレイに実が取れます。
こんな感じです。
おっと、とても熱いので気をつけて。
ご飯にゆかりと一緒に混ぜ込んで出来上がり。
粒のプチプチ感が冷凍、缶詰のモノとは別モノです!
ゆかりは、梅干しを漬ける時に使った赤紫蘇を刻んだもの。
適度な塩気がとうもろこしの甘みを引き立て、
鮮やかな彩りが食欲を刺激してくれて、
食欲の落ちる夏にぴったり。
夏野菜のきゅうり、なす、冬瓜、ゴーヤなどは、
身体の熱を冷ましてくれる働きがあります。
夏の野菜を頂くことは、夏を丸ごと身体に取り入れること。
それが夏と上手に付き合っていくコツです。
そして加工されたものや、冷凍されたものよりも生きたものを食べる。
なぜなら、毎日の食べ物が、ボクたちの身体や脳をつくっているからです。
野菜のように畑から収穫された後も生き続けているものを食べたほうが、
生命力が増すわけです。
今日はおにぎりにしてみました。
簡単なので是非お試し下さい。
●夏美人になれる「夏の食べ方」
夏の食事は、開放感とやや陰性よりがポイントです。
1、夏のご飯
夏の穀物
もっちり炊けた玄米は本当においしいのですが、圧力鍋でぎゅっと熱を加えた玄米は
夏にはちょっと食べづらいかもしれません。そんな時の食べ方としては、こんな方法を
試してみてください。
①玄米よりも陰性な麦、はと麦、もろこしなどを加えて炊くと、食べやすくなります。
②土鍋であっさり炊く
2、夏の雑穀
大麦・小麦・とうもろこし
これらは初夏~盛夏に収穫され、米と比べると陰性の穀物です。
麦ごはんやとうもろこし入りごはん、麺類の方が夏の暑い時期に食べやすいのには、
こういった理由があるのです。
3、夏の野菜
なす・きゅうり・トマト・ゴーヤなどぶら下がり野菜は、水分とカリウムの量が多いのが特徴です。カリウムは陰性で陽性のナトリウムを打ち消してくれます。
また、水分は血液の濃度を薄めて、体の中から涼しくしてくれます。
クーラーや冷たい飲み物、食べ物で体を冷やしていると、季節の変わり目や秋に入った時に体調を崩しやすくなります。ちなみに、体温が一度下がると免疫力は約30%ダウンすると言われています!自然が用意してくれた天然のクーラー夏野菜を上手に取り入れてコンディションを整えましょう。
注意)カラダが夏でも冷える人は、火を入れるか、味噌や醤油、梅干しなどを使って調理しましょう。
4、夏の調理法
長時間火を通す調理法は避けます。野菜を小さく切りさっと炒める!調理中も火の前にいる時間を短くするよう心がけましょう。味もあまり複雑でないシンプルなものに。
5、心臓と小腸を壊しやすい時期
働き過ぎを抑え適度の開放的にしてくれるものを適度に取りましょう。
例)
ゴーヤ、紫蘇、ピーマン、抹茶、ヨモギなど苦味のあるものを取る
赤いもの・トマト、唐辛子、ニンジン、赤ピーマン、赤みそ
残りの夏を満喫してください。