お楽しみさまです!
一皿入魂のマクロビオティック・
パーソナルシェフ松本敏弘です。
今日は、
なぜ私がパーソナルシェフを始めたのか、
をお話させていただきます。
昨日お話したように、
私はマクロビオティックに
出会ってからは、寝ても覚めても
マクロビオティックを広めていく為には
どうしたらいいか?
どうやってお店を盛り立てていけばいいのか?
をひたすら考え続け日夜試行錯誤を続けました。
マクロビオティック・料理教室
マクロビオティック・ビュッフェ
マクロビオティック・お弁当販売
ポスティング、ビラ配り、
ポイントカード
思いついたことは次々にチャレンジし
企画は面白いようにヒット。
徐々にお店、マクロビオティックの認知度もアップし、
売上もあがり続けました。
さらにオーガニックレストラン
を展開する会社へ移り、
オーナ社長の右腕として
新規店舗の立ち上げを担当。
立地調査、出店計画、
業態開発、収支計画、採用、
教育トレーニング
と目の回るような忙しさの中
充実感にあふれていました。
真面目な私は
24時間フル稼働
新店舗オープン前後2カ月は
毎日サウナに寝泊まりして過ごしました。
あまりにもハードな毎日
その忙しさや、プレシャーから
ついに「鬱」になってしまいました。
うつうつとする毎日
朝起きることが出来ず
電車に乗るのが怖い
トイレに入ればそのまま閉じこもる
誰とも会いたくない、話したくない、
せっぱ詰まった状況に
追い込まれていきました。
「こんな大事な時に逃げるのか」
「今まで努力は何だったんだ」
「なんて自分はダメ人間なのだ」
と落ち込む毎日でした。
「人生で最大の挫折」でした。
出口の見えないトンネル
どん底の日々・・・
そんな時ふと思ったのです。
「人を健康で元気しようと
する飲食店をやっていながら
こんなに精神的、肉体的に
病んでいる自分が、本当に人に元気にすることが
できるのだろうか?」と
そんな時社会活動家「森のイスキア」の
佐藤初女さんの
「いのちのおむすび」
に出会ったのです。
青森県弘前市、岩木山の麓に
「森のイスキア」
と呼ばれる家があります。
その家には日本各地から、
心を病んだ人、
苦しみを抱えた人
が集まってきます。
中には
自殺を決意して訪れる人も。
そんな人たちに、初女さんは
その季節、その土地で取れたもので
ごく普通の食事を
つくってあげるのでした。
その食事を食べた人たちは
生き続ける勇気と希望をもらい
元気になって社会に帰っていく
というエピソードでした。
初女さんのつくる料理は
どれもごく普通の料理です。
梅干しの入ったおむすび
季節の野菜の白和え
お漬物に味噌汁
そんな料理が
生きる勇気と元気を与える。
私は「なぜ?」と考えました。
初女さんの料理は
食材の持つ「いのち」
を活かしきっている。
そこには目には見えない
「生命エネルギー」
が満ちあふれている。
それこそが
食べた人に生きる勇気と元気
を与えるのだと気づいたのでした。
食べもので人は生まれ変わる。
自分のやりたいのはこれだ!
自分もそんな料理が
作れるようになりたい!
と強く強く思ったのでした。
仕事に没頭するのも大切だけど
食べる事をないがしろにして
体や心を壊してしまっては
本当に自分のやりたい事なんて
できない。
これからは
いのちを生かしきる料理
を通して人に元気と勇気を与えよう!
と決意しました。
それからは再び
マクロビオティックを広める店づくりに
邁進する毎日に戻っていきました。
そんなある日
”クライアントの自宅へ出向いて
腕をふるうパーソナル・シェフ”
という仕事がアメリカで
注目を浴びていると知りました。
マドンナのパーソナルシェフは
西邨マユミさんという日本人。
そして思ったのです。
パーソナルシェフこそが
自分が目指す
「いのちを活かしきる本物の食事で
人に元気と勇気を与える」
を実現できる方法だ!
そしてより広くたくさんの人に
本物の食のことを伝えて行くには
自分ひとりの活動では限界があると考え、
2009年日本初の
マクロビオティック・パーソナルシェフ・サービス
を起業。
現在は15名のパーソナルシェフと共に
年間1200回以上、
「クライアントのいのちを預る料理人」
としてパーソナルシェフサービスを
提供するまでになりました。
明日は、
「日本を変えていくのは包丁を持った女性」
という内容をお届けします、お楽しみに!
今日は、お読み頂いた方に
特別なオマケを用意しました!
マドンナのパーソナルシェフ
西邨マユミさんからのメッセージ動画を
お受け取りください。
リンクはこちら
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No Real Food, No Life.