お楽しみさまです!
一皿入魂のマクロビオティック・パーソナルシェフ松本敏弘です。
今日は「重ね煮」についてお話しします。
野菜は皮もむかなければアク抜きもしない、
まるごと使って切るだけ。
使う調味料は塩のみ。
至ってシンプルな調理法なだけに、
作るとききの気持ち、丁寧な切り方、
火の入れ方など人によって味が変わるのは面白いです。
注意するのは鍋の中で材料を重ねる順序と
弱火でじっくり火を入れる加減だけ。
重ね煮で一番のポイントになるのが重ねる順番です。
基本は地上にできるものが鍋の下
地下にできるものが鍋の上です。
こんな感じです。
・キノコ類
・なすトマトの果菜類
・キャベツや葉菜類
・里芋、じゃが芋などの芋類
・ごぼうや人参の根菜
鍋底と重ねた食材の上に
ひとつまみの塩をふります。
塩の力で出てきた
野菜の水分だけで煮込むので、
野菜の味が濃厚になります。
下の方に陰性の野菜を
上へ向かうエネルギー▲
上の方に陽性の野菜を
下へ向かうエネルギー▼
鍋の中でエネルギーが対流し
調和して絶妙な味わいに仕上がります。
とにかくたったこれだけなのに
不思議なくらいおいしく出来上がります。
重ね煮に使う鍋は、厚みがあって蓋が密閉できるタイプ
のものを使用すると旨みを逃がさず
焦げる事なく上手にできます。
出来上がった重ね煮は常備菜として
・味噌汁の具
・麺類のトッピング
・サラダ、和えもの
・コロッケ
・春巻き、餃子の具
などに展開できます。
保存容器に入れ冷蔵庫で1週間くらい
日持ちすので少し多めに作っておけば
忙しい平日も安心しです。
ちなみにボクが最初に「重ね煮」に出会ったのは
自然食宿「わら」の船越康弘氏の本です。
参考にしてみてください。
http://amzn.to/mQcpiX
明日は「フライパン天日干し」
という調理法について
お届けします。
お楽しみに!
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